Sound Ledger
音の台帳
町にどんな音があるかを、朝・昼・夕方・夜・季節に分けて記す。
歌詞に音を書くときも、MVで音を描くときも、ここから選ぶ。
夜
季節
汽笛
通年
渡船。1日4便、最終は十八時。
波だけが大きい
十一月の時化
船が出ない日、港は波の音しかしない。
打上 三十分
8月14日
一年でいちばん大きい音。坂の途中では、光より先に音が届く。
この台帳の核心
凪の数分間は「何も鳴っていない」のではない。
風の音が消えたとき、それまで風にかき消されて聞こえていなかったものが聞こえる。遠くの踏切、誰かの自転車、家の中のテレビ、自分の呼吸。
汐凪レコーズが録っているのは、
静けさではなく、
静けさの中で初めて聞こえるもの。